赤ちゃんは生後、離乳食が始まるまで母乳やミルクで栄養をとってきましたが、5ヶ月以降の赤ちゃんが成長するためには、母乳やミルクの栄養だけでは足りなくなってくるのです。そのため、生後5ヶ月頃から離乳食を開始する必要があると言われています。
しかし、今まで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんがいきなり食事を食べるというのは、赤ちゃんにとってものすごく大変なことなのです。少しずつ慣れていけるように、進めることが大切です。
そこで離乳食を始めてみるけど、母乳やミルクの量ってそのままで良いの?いつからどのくらいのバランスで与えるのが良いのだろう?と疑問に思いますよね。
本記事では、離乳食開始後の母乳・ミルク量の目安や、私自身の実体験を踏まえた母乳とミルクの混合栄養の進め方についてまとめてあります。
離乳食開始後の母乳・ミルク量はどうすればよいのか?混合栄養の実体験もまとめています。
- 離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の目安
離乳食初期は、まず10倍粥から始まります。今まで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが、食べ物を飲み込む練習と、舌触りや食材の味に慣れる時期です。したがって、離乳食かの栄養摂取というよりも、約90%以上は母乳やミルクから摂取します。基本的に、離乳食が始まって1ヶ月間は、今まで通りの母乳・ミルクサイクルで良いと思います。
午前中に離乳食を食べさせますが、その後必ずいつも通りの母乳とミルク量を飲ませてあげてください。離乳食直前に母乳やミルクをあげてしまうと、お腹がいっぱいで離乳食を食べてくれない場合があるので、必ず離乳食後に与えるようにしましょう。
離乳食量が少しずつ増えてくると、食後の母乳を飲む時間が短くなったり、ミルクを残すようになってくるので、その場合はミルク量を10〜20ml減らしてみましょう。
私の場合、母乳とミルクの混合なので、離乳食後は母乳のみを欲しがるだけあげていました。しかし、今思えば母乳だけでは足りないと泣くこともあったため、ミルクも飲むだけ与えてみればよかったのかな?と思います。ここが混合栄養の難しいところですよね。
当時は、ミルクに頼りたくなかったため(完全母乳へ移行したかったため、そして離乳食が始まるとともに完全母乳に移行できると信じていたため)、ひたすら母乳を吸わせていました。未だに粉ミルクにお世話になっているので、頑なに母乳に拘らなくてもよかったのかもしれません。ちなみに当時息子の体重は少しずつですが増えていました。混合の方で、ミルクを卒業したい方は、赤ちゃんの体重が減っていなければ、離乳食後は母乳のみを試しても良いと思います。うまくいけば完母に移行できるかもしれません。
- 離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)の目安
離乳食中期になると、1日2回食が始まります。また、午前・午後とそれぞれ食べさせる時間での栄養量はほぼ離乳食から摂取できるため、離乳食後の母乳量は欲しがるだけ、ミルク量は通常量の半分くらい飲ませていれば十分です。(個人差があるので、赤ちゃんに合わせてあげてください)ミルクの場合は、一度いつも通りの量を作ってあげて、残した分は多いということなので、次回から飲ませる量の目安がわかると思います。
この頃も、頑なに離乳食後は母乳のみをあげていたのですが、母乳だけでも満足してくれるようになり、母乳を飲んでいる時間も短くなっていきました。中期の最初の頃(7ヶ月)は1日4回ミルクを180mlあげていました。中期の後半(8ヶ月)は、1日3回ミルクを200mlあげていました。
- 離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)の目安
離乳食後期になると3回食が始まります。この頃の離乳食と母乳・ミルク量は、1日量で見るとほぼ50%ずつになります。中期の頃と同じように、離乳食後の母乳量は欲しがるだけ、ミルク量はさらに減ると思います。1日の栄養量の半分を離乳食から摂るようになることで、鉄分などの栄養が不足しがちになるので、食材選びに気をつけて鉄分の多い食材を取り入れてあげると良いです。また、ミルクの場合は9ヶ月以降から飲めるフォローアップミルクというものがあるので、栄養バランスが気になる方はフォローアップミルクを取り入れても良いと思います。
3回食が始まり、息子は夜寝る前と、朝方の1日2回のみミルク200mlを飲ませています。それ以外は、離乳食後に母乳を欲しがるだけ飲ませています。体重は順調に増えていて、栄養不足ではないと思いますが、哺乳瓶卒業までの間、フォローアップミルクを飲ませます。
- 離乳食完了期(1歳以降)の目安
この頃には、卒乳している方もいると思いますが、まだの方やしばらく母乳はあげる予定の方もいますよね。それは各々の考えなので良いと思います。赤ちゃんにとっての栄養量は、離乳食だけで十分足りているので、母乳やミルクが足りないのでは?と過度に心配する必要はなくなります。また、牛乳アレルギーがない場合は、1歳過ぎると飲めるようになるので(料理に含まれる牛乳と合わせて1日300〜400ml程度)ミルクの代わりに、おやつの時間帯などに飲ませてあげても良いですね。
また、母乳を吸わせることで赤ちゃんの精神面が落ち着くこともあるので、無理に断乳する必要がない方は、ゆっくり卒乳しても良いと思います。
結局母乳とミルクっていつまであげるべきなの?断乳・卒乳時期は?
そろそろママさんも、仕事復帰に向けて断乳や卒乳を考え始めますよね。断乳・卒乳を考えている方は、離乳食後期になり3回食に慣れてきたら、離乳食後の母乳やミルクは与えずに、離乳食のみで栄養を摂りきるようにしていきます。今まで、母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんは、欲しがると思うので時間や量を少しずつ短く、少なくしたり、麦茶などの水分を多めにあげるなど工夫します。
哺乳瓶でミルクをあげている場合は、まず夜寝る前の1回のみにして、減らしていけるようにしましょう。私も、数ヶ月後にまずミルクを卒業させたいと考えています。その後、ゆっくり卒乳をしていこうと思います。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、離乳食が始まってからの母乳量・ミルク量の目安についてまとめて書きましたが、赤ちゃんの成長には個人差があるため、参考程度にご理解いただけたらありがたいです。
母乳量、ミルク量そして、混合栄養で困っている方や悩んでいる方に一例として読んで頂けたら嬉しいです。